001: ファミリアセダン

車は好きですか?

 僕が初めて車を買ったのは免許証を取得してからおよそ2年後、不満だけを全身に纏って会社員になった年の5月頃のことだったと思う。当時はまさか自動車を商売にするとは思っていなかったから知識は全くなくて、それでもおかしなこだわりがあって、こういうスタイルが好き、こういう見た目は嫌、と、なかなか面倒なお客であったと思う。いくつかの中古車販売店を自転車でふらふらと巡り、その中で目についたのが今回の「ファミリアセダン」だった。この車でなければいけない理由はなかったのだけれど、この車では駄目、という理由がない、そんな車だった。価格も乗り出し価格で25万円ほどだった。シンプルな見た目は、教材なんかで「日本の車」や「セダン」などと銘打たれて並べられるのにちょうど良いと思う。マツダのディーラー系中古店の店頭在庫で、感じの良いお兄さんが対応してくれた。即決。

 乗り心地は、これもまた可もなく不可もなくであったと記憶している。何か不満があった訳でもないし特筆して良い、ということもなかった。普通に走る。普通に曲がり、止まる。カーナビはついていなかったから道路地図を持ち込んでいた。燃費はどうだったか。リッター10キロ程度は走っていただろうか。これもまた必要十分だと思う。良くはないが悪いわけでもない。日常生活の足としてはこの尖った部分のなさが結構プラス評価であるような気がする。また、どこかで巡り会えたら(買取とかで来ないかなあ)、もしかしたら足車として自分が買ってしまうかも……それぐらいには思い入れのある車なのである。

次回は、平成17年 セリカ に乗り換えます。

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